こんな時期だからヤングケアラーに対する実態調査を!

ヤングケアラーという言葉を聞いたことありますか?

ヤングケアラーとは、家族の介護やケア、身の回りの世話を担う18歳未満の子どものことです。

文部科学省でもこの問題を取り上げられており、全国で中学2年生が5.7%、全日制高校2年生の4.1%がヤングケアラーと言われております。

今回はこのヤングケアラーのお話をさせて頂ければと思います。

何が問題か? ~実際に居た友達の例から~

何が問題か?と言われてもすべてが問題ですとしか言えないのですが
冒頭の文章だけでは、皆さんピンとは来ないのではないかと思います。
ですので、私の小学校・中学校時代の友達も今考えたらヤングケアラーに近い状況だったのかな?と思いますので
彼についてお話させていただければと思います。

※本人を特定する内容もありますので、少し脚色しております。

ケース1 生活の為に働きに出る小学生

私とその人が初めて知り合ったのは小学校1年生の頃です。
ちょっと変わった子だなぁという印象で、親御さん(シングルマザー)も今では子供の前ではたばこは吸わないという方が多いと思いますが
平気で煙草を吸って対応していた方だったなぁという印象があります。

そういう方に限って、DVなどが疑われると思いますが
学校の対応としてもそのような事はなく、DVを受けている子によくある傷などもなかったですし
私が大学卒業後も定期的にお会いしていましたが、とても親との関係は良好な家庭に見えたため、そのような事は無かったのではないかと思います。

私の小学校は2年ごとにクラス替えがありまして、3.4年次は違うクラスだったため、特に話すことも少なかったのですが
5年生より、同じクラスになりました。

そのころから、よく遊ぶようになったのですが、その遊びの中で「新聞屋」に遊びに行くという良く分からない遊びのルートがありました。

彼曰く「朝夕は新聞配達してるんだ」とのことでした。

ただ、当時は学校を休むなどといった事もなかったため、「家庭のために頑張っている偉い子」という位置づけで
学校の先生も見逃していた(授業でそのように伝えていた)記憶があります。

中学に進学すると、2年生の頃からかな?
学校に来なくなりました。

特に友達がいないといった事もありませんでしたし、学校が終わったら彼の家にたまに行き
様子を聞く事がありました。

しかし、彼はそれが当然であるという印象で「大丈夫?」と聞いても「何が?」という返事をされておりました。

そして、彼はよくこのように言ってました。

「学校行ってるより楽しいからいいんだよ」

と。

彼はその後、夜間か通信か忘れましたが高校を卒業し、様々な仕事をしていた記憶があります。
今は会ったり話したりすることはありませんが、元気でやってくれているといいなと思います。

ケース2 お手伝いの行きすぎでの介護

これも中学の頃、一人あまり遊びの付き合いが悪い子がいました。
別段勉強が出来ないわけではないので「なんだよ・・・帰ってこっそり勉強してるんかよ」って思っていました。

実際「勉強してるの?」と聞くと「親の手伝いをしている」と返ってきました。
私が当時住んでいたところは多くの小売店の事業主さんの息子さんが同じ学校に通っていたりしていたため
親の店の手伝いでもしているのかと思っておりました。

後々先生から聞いた話ですが彼のお祖母ちゃんが介護が必要な状況であり、親御さんは仕事をしなければならないので
その子が見なければならない状況である旨を聞かされました。

彼は普通に公立高校へ進学しましたが、友達づてで聞いた話ですが、やはり介護との両立は厳しいものであったようで
途中で退学してしまい、その後はわからないということでした。

やっている当人は「ヤングケアラー」だと思っていない

さて、私の知り合いで2つのケースをご紹介させていただきました。
そのほかにも、弟や妹の面倒を見ることで、勉強をする時間など取れないというケースもヤングケアラーのひとつでもあります。

この2人の共通点は「自分がヤングケアラーであることに気付いていない事」であります。
家の家事の延長、お手伝いの延長として、子どもは捉えがちであることが、この問題を分かりづらくしているのではないでしょうか。

国の方針は出しているので市は実態解明をすべき

これらのヤングケアラーの問題に対して、「教育関係者、医療・介護・福祉の関係者、児童委員や子ども食堂などを対象に、研修を実施し、ヤングケアラーへの理解を深めてもらう」「スクールカウンセラーやソーシャルワーカーの配置を支援して、相談機能を強化」「在宅むけの介護サービスの提供」という3つの対策を打ち出しております。

しかし、流山市には実際にヤングケアラーがどのくらい居るのかという統計がありません(あったらご指摘ください)

実際にヤングケアラーの事を議会が取り上げている方は令和元年5月15日の流山議会だよりに載っている阿部正治さんしかいませんでした。

先ほども申し上げました通り、この問題は「子どもが気付かない」という点です。

まぁ、いじめも同様ですが、実際に社会で子どもと接している大人が気付いてあげないと
この問題についてはなかなか表面化することが難しいのではないかと私は思います。

これらの実態を把握するために市は積極的に動いていかなければならないのではないかと思います。

ヤングケアラーの問題は子どもの未来を奪いかねない深刻な問題です。

定期的なアンケート、友達からの聞き取り調査、宿題をやってこない、忘れ物が多いなどといった事も
学校より自宅でやることが多いシグナルになっているケースもあるようです。

これらを徹底的につぶして行く事で、ヤングケアラーと呼ばれる子どもたちをひとりでも普段の生活が取り戻せるようにすることが
自治体の役割ではないでしょうか。


応援よろしくお願いいたします!

 

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