
イエナプラン教育という名前を聞いたことがある方はおられるでしょうか。
この教育はドイツで生まれた学校教育モデルのことですが、今後の教育にも生かせるのではないか?
と思っております。
さて、今回は「イエナプラン教育」と、今後の教育体制の在り方についてのお話をさせて頂きます。
イエナプラン教育とは?
イエナプラン教育とは、ドイツのイエナ大学教授であった、ペーター・ペーターゼンが創始した異年齢の「根幹グループ(ファミリー・グループ)」に子どもたちを分けてクラスを編成して一人ひとりを尊重しながら自律と共生を育てることを重視するオープンモデル型の学校教育の事です。
日本の教育は約150年もの間教育システムが変化しておらず、クラスに約30人の生徒が集まって、ひたすら先生の話を聞く生徒が受動的な講義スタイルで、教科書通りに進んでいくためクラスの1人1人のレベルに沿って教えることができず、結果的に個々の能力を伸ばすことなく全員で足並みを揃えてしまうことになりかねないのが現状なのが主な特徴です。
現在の教育スタイルは古い?
現在における同学年の子どもたちで構成されるクラスでカリキュラムの基本は一斉授業、集団の輪を大切にし、平等教育を重んじ教室では定められた席に座り、基準が子どもの個性ではなく学校の数字が基準となっていると思えます。
試験で良い成績を取った学生が「優秀」とされ、学校側には良い点数を取らせる為の教育が求められている、それが日本の教育の根底なのではないでしょうか。
そのため、現在の教育スタイルは基本的に「暗記学習」であり「ここからここまでテストに出すから覚えてきてね〜」といった暗記をすることがメインとなり、自分発信の学びや疑問に思ったことを話し合うような授業では無いのではないでしょうか。
「問題の発見」「問題の分析」「問題の解決」が大事
「問題の発見」〜何故だろう?どうしてだろう?〜「問題の分析」〜何が違うのか?原因はなんだろう?〜「原因の把握」〜問題を課題として解決する〜このような流れを「問題提示能力」問題を発見し提起する、課題発見能力というのは、社会人になっても大事なキャリアの1つです。
その初期能力を身につける事も、子どもたちにはとても大切な事でありその手助けをし得る環境づくりをする事こそが学校のあるべき姿なのではないでしょうか。
そこで日本の学習方法というのを見直す機会として・学習内容を科目で分けずに指導・指導方法は、子ども一人ひとりに応じて変えていく・保護者が積極的に学校教育にかかわるこのような「イエナプラン教育」を導入してはいいのではないかと私は考えております。
GIGAスクール構想を打ち出したのであれば・・・
この「イエナプラン教育」のメリットとしては、「年齢関係なく多様化のある学びになる」「自分の意見や考え方など周りと意見を交換しながら学べる」「分からない部分等を分析し共有出来るようになりやすくなる」などがあり、デメリットとしては「日本での実践校が少ない」「文科省認可校が少ない」「受験対応を自力で行う必要がある」などとなります。
2019年12月、文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」ですが、児童生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、多様な子どもたちを誰一人取り残すことのなく、公正に個別最適化された創造性を育む教育を、全国の学校現場で持続的に実現させる構想で、「イエナプラン教育」と類似している点が多いのではないかと思います。
折角ここまで構想を練った上での新たな教育の取り組みであるのならば、学び舎の在り方と今後についても変革したらいいのではないか?と私は思います。



