メタバースを利用した登校を認める自治体がある!?

令和2年文部科学省の調べによると小・中学校において不登校児童生徒数は196,127人(前年度181,272人)前年度14,855人増加、在籍児童生徒数の2%を占めています。

この不登校児童の対策というのが、現在の日本社会の中では急務となっているのではないでしょうか。

不登校を引き起こす原因としては、人間関係や学力など学校に関すること、家族の生活パターンの変化や家庭内のトラブルなど家庭に関係すること、「何事にもやる気が出ない」「学校に価値を見出せない」といった本人に関係することなどが複雑に絡み合っているケースが大半と言われております。

さて今回はそんな不登校児童は増加の一途を辿ってしまっているのに、なかなか行政の支援は追いつかず、支援・相談の手が行き届いていない現状にも、自宅に居ながら学びを進める事が可能になる「メタバース登校」という、戸田市の戸ヶ﨑勤教育長、認定NPO法人カタリバさんの運営されている取り組みについて書かせていただきます。

「メタバース登校」とはなんなのか

学校に行けない子が、カタリバの運営するオンラインの学び場「room-K」などを使って、自宅などで学びを進めることができる仕組みで、相談・支援の内容を元に校長が認めれば、戸田市教委員会では出席扱いにする方向だそうです。

支援の計画については、臨床心理士や社会福祉士などの資格を持つコーディネーターとの面談を経て、個別の時間割「マイプラン」を作成されており「おいてけぼりを無くす」取り組みを取っているとのことです。

学校へ行く勇気が持てずお家で1人悩んでしまっている子どもたちからしてみると自分の分身の「アバター」を操作し、学習プログラムを体験する仕組みとなり、リアルな対面が苦手な子でも参加しやすい上、全国どこからでも参加できるという利点が良いと思いました。

また性別や年齢、上下関係、障がいに関係なく誰でもどこでも学習ができる環境になる取り組みとなっております。

教育にメタバースを採用する意味

一つの大きな仮想空間が存在するというよりは、空間が数多く散りばめられているというイメージで捉えると「meta(超越した)」と「universe(宇宙)」メタバースの空間において多数参加型の新たな学びの空間として浸透してもおかしくはないと思います。

昨今では2021年9月の新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下では、感染不安から登校を控えていた児童生徒等に対してもオンラインでの授業配信を行ったり、その後の第六波での学級閉鎖や自宅待機等にもGIGA端末を活用した家庭学習支援を行った結果、一定の成果をあげたりしています。

教育とは、学習以外に「社会性を学ぶ」点も大事な要素であるので、登校して子どもたちが集まって社会活動を行う事は大切な事ではあると思います。

しかし、その社会に付いていけないという子も多くいるのは事実です。

よって、まずは「学ぶ楽しさ」「学ぶ大切さ」「学ぶ喜び」を子どもたちの誰もが感じる事が大切だと思います。

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