印西データセンターの視察で分かった平和台に不要な理由
印西市のデータセンターの視察

こんにちは。
先日印西市にあるデータセンターの視察に行ってまいりました。

流石、都市再生特別地区であるということで、データセンターに必要な財がすべて
そろっている地域でした。

今回はその視察の報告と、私が平和台にデータセンターは不要であるというわたくしなりの見解を書かせて頂ければと思います。

印西のデータセンターはすごかった!

印西市のデータセンターは柏市の手賀地域との境目のところから点在して数か所存在しております。
元々は千葉ニュータウンと呼ばれていた地域の一角にこのデータセンターが建築されております。

そこには、しっかりとGoogleや銀行・証券会社の企業誘致が成功しており、当時言われていた「限界ニュータウン」と呼ばれる片鱗はどこにもありませんでした。

そこで、流山市の平和台に建築する用地と比較したうえで、印西市のデータセンターはどのようなものであるかというのをご紹介します。

データセンターと共存する街づくりの実現

先ほどお話しした通り、印西市もニュータウンの一部にデータセンターが組み込まれた
所謂都市型データセンターと呼ばれるものであり、流山市と同様に宅地の一部を利用してデータセンターが建設されております。

しかしながら、この用地と住宅の間は概ね100メートル近く離れており、データセンターで懸念されている「熱」「騒音」「電力」すべてが解消されている状態で建設されていることが容易にわかるものでありました。

具体的には下記のような施策がとられているのであろうと憶測します。

熱に関する問題

データセンターはわかりやすく言うと何百台というパソコンがそのフロアに24時間365日で稼働しております。

パソコンを1時間稼働して本体を触ると、熱を帯びるのはよくわかると思いますが
それが100台単位で稼働する際の熱量は計り知れません。

そして、パソコンは熱に弱い機械です。

熱を帯びすぎてしまうと「熱暴走」と呼ばれる突然電源が落ちたり、エラーになったりする
事がありますので、一般的なパソコンでもそこにファンがついていて熱を外に逃がす仕組みとなっております。

データセンターでは、空調管理が行われ、熱を建物の外に排気する仕組みとなっているので
外気の気温上昇が懸念されます。

印西市のデータセンターでも排気がありますが、私が視察に行った際は冬なのでその点についてはわかりませんでしたが、多かれ少なかれ影響はあるものであると推察されますが、先に申し上げました通り約100メートル近く離れており、大きな道路のはす向かいに住宅地があるという点も挙げると、印西市のデータセンターによる熱の問題というのは軽微なものであると推察されます。

騒音・土壌汚染リスク

騒音のメインは換気扇および停電対策によるUPS(無停電電源装置)の稼働による発電機が騒音の原因となるかと思われます。

また、発電機を稼働させるにはガソリンや重油が使用されることが多く、一般的にはこれらのエネルギー源を地下に埋蔵するものが多くあります。

ガソリンスタンドはガソリンがむき出しになっているわけでなく、地下からくみ上げて供給される形となっておりますが、仕組み的にはそれと同じです。

これに対する問題というのは、土壌汚染と火器取り扱い施設となるため、火災リスクが挙げられます。

火災リスクもさることながら、もし、このデータセンター自体が一定の役割を終えた際に、新たな施設を建設するとなると、その土壌改良に莫大な金額がかかってしまう点についてもリスクとして挙げられます。

また、騒音もデータセンターは通常は概ね60デシベル~80デシベル程度となっておりますが
常に自家用車が通る程度の音は発生します。

一般的には70デシベルの騒音というのは人間は集中力が切れるとされておりますので、これらに対する問題も生じるのではないでしょうか。

また、先にお話しした発電機は定期的に試験運転を行わなければなりません。
非常が起きた際、発電機を使用する際はディーゼルエンジンとガスタービンの2種類があり、ディーゼルエンジンの場合は比較的安価でありますが、発電時に黒煙と騒音、振動が発生するリスクがあります。

ガスタービンの場合は振動騒音には優れて安定供給が可能ではありますが、燃料消費が激しいので高価であり、吸気と排気が大きいため、ディーゼルエンジンより熱が発生しやすいのが欠点となります。

非常用発電機は電気事業法・建築基準法・消防法によって定期的な点検が義務付けられております。

電気事業法等においては概ね1カ月に1回~2回は発電機の音がプラスアルファで発生するものであると考えてよろしいかと思います。

電力供給に関する問題

電力については、基本的には高圧電力を使用することとなります。
その際は直接高圧電力を引き込むか、変電所を使用して高圧電力に変換するかという2択となります。

直接高圧電力を引き込む場合、特に問題は発生しませんが、一般家庭の電力と共有することとなると、停電リスクが上昇します。

また、変電所を作る場合においては住民の皆様に説明を行ったのでしょうか?
その点については疑問となります。

どちらにしても停電リスクは上昇します。

そして、あくまでも統計的なデータではありますが変電所の近くは電波の過干渉などが発生し、電化製品が壊れやすい等と言った弊害もあるようですが、これは調査を行ったわけではありませんので、可能性のひとつとして挙げさせていただきます。

以上が、印西と流山のデータセンター建設に対する物理的な相違点となります。

この上で、流山市特有の問題というのがいくつかありますのでご提示させていただきます。

データセンター建設のメリットが薄い

データセンターの建設というのは、印西市のように基本的には他の企業誘致を目論んだ施策となるのが一般的であります。

飛地山周辺には企業誘致を行うだけの土地は果たしてあるのでしょうか。

その点についてのメリットに疑問を感じます。

景観・流山市マスタープランとの相違

流山市マスタープランではこのように記載されております。

03chapter3-2.pdf (city.nagareyama.chiba.jp)

「本地域では、南流山駅周辺に生活関連機能が集積した複合サービス拠点を育成するとともに、良質な住宅地の保全及び誘導に努めます。
また、流山駅周辺では、既存市街地の活性化に努めるとともに、歴史的町並みの保全及び誘導
に努めます。」

これは、古き良き流山本町の景観を守ることが目的であると私は解釈しております。

現に多くの流山本町の見世蔵は改修され、カフェなどが出来ております
みりんミュージアムの建設により、今後多くの観光客や社会科見学などに訪れる学生などが
集まってくるのではないかと憶測されます。

しかし、その帰り道の流山駅前の写真を撮ると裏にデータセンターがある様子を
観光客はどう思うでしょうか。

古き良き街並みの中にデータセンターが見えるところで写真を撮るとどう感じるでしょうか。

これらを総合的に勘案して私はデータセンターの建設には反対の立場でおります。

適材適所という言葉に当てはめて、地盤が固いからという理由でデータセンターの建設を容認するのであれば、私はこの流山本町の古き良き街並みを守るために断固として戦う所存であります。

このような景観となり、観光客をがっかりさせるようなデータセンター
今後の用地の利用用途を考えずに計画するデータセンター
作ったとしても企業誘致を行う土地が無い場所に建設するデータセンター
そもそも住民の多くが反対しているデータセンター

これらを容認するのは普通に考えておかしくないでしょうか。

また、これを容認してしまうと、あなたの地域でも同じ事が起こる可能性があります。
流山本町は遠いから別に関係ないという話ではありません。

約束を反故にした市の体制というのは非常に遺憾であり、次大規模都市開発を行う際に
皆さんの町でもごり押しされる可能性があるという事を念頭に置いて、このデータセンターの
建設においては「行政の暴走を食い止める」といった観点で見て頂ければ幸いでございます。

最後に、これらをまとめたレポートを平和台地域に投かんさせていただきました。

もし、このご意見に賛同いただけるようでしたら、ご一読、また拡散いただけますと幸いでございます。

元々は新鮮組の別動隊の陣地となっていた由緒ある山であります。
これを切り開いてとんでもないものを作ってくれたな?

住民はそう思ってもおかしくはないのではないでしょうか。

飛地山データセンターの建設について

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